わたしは、加藤和彦さんという作曲家が
とても好きなんですけど、あまり情報が入らない…
ま、それほど情報がある方でもないので、
自分では、かなり集めている方だと思ってますけど。
加藤さん情報は随時募集中ですので何かありましたら、
BBSにご一報くださいませませ。よろしくお願いします。
わたしの加藤和彦さん情報は、BBSでお知らせしています。

前置きはそのくらいで…

11/18夜の某トーク番組に、
ゲスト出演したアルフィーの坂崎さんが
加藤和彦さんのモノマネしていました。

坂崎さんは、ラヂオの優秀賞みたいなものも
「イムジン河2001」で受賞したという
かなりの加藤様フリークです。
BSの番組でも加藤様のカバー(悲しくてやりきれない)を
嬉しそうにやっていましたしね。

南こうせつと忌野清志郎のモノマネを坂崎さんが
ギター1本で歌った後、高見沢さんが
「加藤は?」と小声で催促してました。
坂崎さんが「誰も知らないでしょう」
と言っていましたが、
司会者が「えー、そうですか?
ぼくのそばにおいでよ とか知りませんか?」
と聞いたけれど若い女性ばかりの会場は無反応。

坂崎さんは「不思議な日」の
♪そよぐ風には、さわやかな音〜♪と
細い声で歌ってました。
画面左下にはしっかりと加藤さんのお顔、
右下には大きく「加藤和彦」と出ていました。

しかし、高見沢さんは加藤和彦様を
呼び捨てにできるほどの身分なのでしょうか。

王子様キャラとしても
加藤さんは高見沢さんの先輩にあたるし、
(ま、加藤さんの場合、王子様というよりも、
貴族とか、そういうイメージですけど。)
いくら、なんでも、呼び捨ては無かろう。。。
ああ、失礼しちゃうわ…

★☆★☆
鰐淵晴子の「らしゃめん」再発になりました。


やっと、なんか、今さらですけど、
東京国際映画祭期間中の日記が
全て書き終わりました。
よかったら、さかのぼって読んでみてください。

★日記を読んでくれている皆様へ。

いつもの人も、いつもでない人も
どうもありがとうございます。

読んでくれている人がいると
やる気が出ますね。
義務感なども出てきたりして。

この日記は、下書き推敲なしの一発書きです。
なので、時々、誤字や脱字があります。
(許してチョ)
一発書きでやりたいんです。
今後もその気持ちは変わらないと思います。

なるべく、毎日書きたいとは思ってます。
が、月に数回、家を離れるので
その期間は更新できません。

わたしの日常生活については、
あまり書いても仕方ないと思っているので、
たいてい、その日見た映画の事を
ネタバレ無しで書いています。

映画は、どういうのが好きかというと
王道のハリウッド映画が好きですね。

わたしの考える王道のハリウッド映画というのは、
1950年代前後のものです。

ビリー・ワイルダーの映画は、
どれもわたしごのみです。
ま、多分、日本人はみんな好きだと思いますけどね。

ウディ・アレンやジャック・タチも好きです。
そういう、都会派のコメディが好きなのですね。

あとは、優れたダイアローグ劇がたまらなく好きです。

わたしの好きな優れたダイアローグ劇は、
『イヴの総て』と『天上桟敷の人々』です。

優れたダイアローグではなくても、
主人公がアーダコーダまるでハムレットのように
他人からしたらどうでもいいことを
死活問題レベルで延々と
おしゃべりしている映画も大好きです。

早く言えば、クラシックものと
おしゃべりな映画が好きなんです。
あと、ユーロスペースで買い付ける映画には、
全幅の信頼を寄せています。
愛しています<ユーロスペース

それと、掲示板がありますので、
よかったら、遊びに来てくださいね。
お待ちしています。
(プロフィールの名前の脇の家のマークを
クリックするとHPへ飛べます)


まだ2回目だからかもしれないけれど、
いまいち知名度の低いTOKYO FILMeX
この名前で、アジア映画の祭典です。
と言われても戸惑いますよね。

『魚と寝る女』(←密かに、わたしの今年の
ナンバーワンかも)のキム・ギドク監督の
新作が見られるということで
喜び勇んで出かけました。

************************


13時00『青い青』

松本太陽原作。
(わたしは、松本太陽原作の「ピンポン」
窪塚洋介、ARATA主演
という映画に出演してます。。。笑)

細かい部分もけっこう、太陽してます。

松田龍平という人が主演なんです。
『御法度』の時、どうしてこの子が美少年役なんだ
と疑問に思ったのですが、この映画では、
まるで、松田龍平プロモのように綺麗に撮れていました。
大島渚のショタ眼を改めて評価(笑)。

で、見ている時からだんだん、松田龍平という人が一体どういう素顔をしているのか、気になりだし、
このまだ未成熟な少年に会ってみたいと思いだしました。

映画が終ると客席にいる、
龍平くんが紹介されました。

背の高い、青白い少年。
スクリーン映えのする人なんだなあ。

この映画、高岡蒼祐目当てだったんですけど、
高岡くんやっぱり綺麗だわ。
『BR』も『アカシアの道』もいいけど、
この映画の雪男、最高にかっこよかった。

いや、でも、龍平くんも気に入りました。

映画の中身は、もう一歩ですけど、
雰囲気は出てました。
そういう、未完成な疾走感みたいなのが
大切な作品だと思うので、
これでよいのだと思います。
わたしはけっこう好きです。

************************

16時00〜
『フラワーアイランド』
『ユリイカ』みたいな話しなんですけど、
なかなか話が転がっていかないので、
それに、面白くなる要素がふんだんにあるのに、
活かしきれていない。
もったいない作品でした。

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19時00〜

キム・ギドクの『受取人不明』

全作の衝撃いまだ覚めやらずという感じなんですが
さっそく、次の作品が日本に紹介されるというので
覚悟して見に行きました。

覚悟も覚悟相当の覚悟がいります。

とにかく、描写が半端でなく残酷なので、
見ているこっちまで、顔を歪めるほどの痛さ。

この衝撃は、見た人にしかわからないので、
ご自分で確かめていただくとして、
多分、この監督、この映画が日本でRSされたら、
一気に鬼才として、人気になると思うんですよね。
多分、ツァイ・ミンリャン クラスの人気には
すぐになると思います。

この監督どういう顔かわからなかったので、
どういうお顔なのかと思ったら、
いきなり、野球帽に、リュックサックで登場したんです。
もともと美術が専門という事だったので
もっと、ハイソな監督なのかと思ってたら…。
人間臭そうな監督で納得。

今、映画界で最も才能のある監督です。
要チェックです。

************************

21時15〜

岡本喜八『地と砂』
(独立愚連隊シリーズ)

こんな長い(長く感じる)とは思わなかった。
わたしだったら、ぜったいに、30分はカットする。

そもそも、独立愚連隊シリーズは、
半分以上は見てるので、
どれも、同じような話ので、ね。

あ、でも、嫌いな三船くんがかっこよく見えたり(錯覚か。。)
仲代が腹黒くなく、けっこういいやつだったりと、
嬉しい部分もあった。

天本英世が、いまいち目立たない役で
つまらないなーと思ってたら
ラストシーンでけっこう、おいしい。
いいとこどりですね。
ま、目立たない人みたいな役だったので。

佐藤允さんは、いつにもましてわかりやすいキャラで、
わたしは、この人の非常に明朗な所が好きなんです。

ところどころいいんだけど、全体的には、
散漫な印象を受けました。

この映画の中に『白雪姫』を発見。
七人の小人まんまパクってます。

興味は、ややあったものの、
どうも、いまいち乗り気でない心で
劇場に向かった。。。

レディースディということもあり、
混んでる混んでる。

しかも、おばさんと女性とカップルばっかり。

わたしは、映画はたいてい一人なので、
今回も例に漏れず一人。

見始めて、すぐに、引き込まれたと言うか、
わたしは、この映画、なかなか好きだ。

裏切られる所が無かったと言うのも、
(それがいいかどうかわからないが)
ラブストーリーの王道みたいな感じで
ヒットする要因になっていると思う。

順正(竹之内豊)と彼の父とその妻(広田レオナ、
この人いつどういう時に見ても私は、
不快な気分になるんですけど。。。)
の部分は、描き足りてないと思うんですが、
まあ、重要な部分ではないから、
上映時間の都合カットしたのかもしれないですね。

見る前は、美男美女を使った
観光案内映画だろうと思ってたんですが、
実は、観光案内は、ほとんどしてない。
(『大河の一滴』の方がすごかった)

かなり、ご都合主義的な所もあるんですが、
イタリアのおおらかな気質も手伝ってか、
あまり気にならない。
ま、けっこう、長い年月の話を2時間でまとめているので
展開が早く、これおかしくない?って
考える隙をこちらに与えなかったのかも。。

ラストシーンは、いろいろな映画を思わせるけど、
過剰な描写でなく、わりとあっさりしてて
よかったと思います。

期待して見なければ、それなり、楽しめるはず。

しかし、タイトルが、どうにかなんないのかな。
小説と同じタイトルの方が
連動キャンペーンしやすいんだろうけど。

**************************

大学生時代のケリー・チャンは、深津絵里ちゃんに似てる。

大ヒットらしいですね。
今年の実写邦画(アニメ以外)では
最大のヒットだそうです。

上映から暫くたつ午前の回なのに、
女性中心にお客さんが、たくさん来てました。

わたしの妹は、野村萬斎のファンで、
よいやの会とかいうファンクラブ
みたいなものにまで数年前から入っている。

余談だが、わたしは、
和泉元弥のファンだった(過去形)ので、
高校から大学卒業まで
やはり、彼のファンクラブに入っていた。
(実は誕生パーティにも行った事がある)

この映画、面白いかと言われれば、
わたしは、面白くないと思った。
見ていて、集中力が途切れっぱなしだった。

滝田洋二郎監督とは、2年位前に、
一緒にお酒を飲んだことがある。
しかも隣りの席で。
ヘビー・スモーカーなんだけど、
まわりへの気遣いのある人で素敵でした。
わたしが、古い邦画が好きで卒論は小津だった
と言うと、小津の様々な話や、黒沢明の絵コンテ展に
絶対行った方が良い等と熱心にお話してくださった。

滝田監督の『僕らはみんな生きている』などは
すごく好きな映画で、また、滝田監督は、
コメディがとても上手な監督だと思う。

前作の『秘密』や今回の『陰陽師』のような作品では、
滝田監督の手腕がいまいち発揮されないのだと思う。
非常に残念だけど。

この映画のヒットは、
野村萬斎、真田広之、伊藤英明のいい男トリオが、
主演と言うのが大きい気もするけど。

伊藤英明っていわゆる相当の美青年なのに、
たいてい、三枚目まではいかないけど、
二枚目半ぐらいですよね。かわいいですねぇ。
あまり、嫌味にならないように、そういう売り方
してるんでしょうけど、功を奏してると思います。
セリフまわしがもう少し巧くなって欲しいなあ。
お断り。
タイトルと内容には一切関わりがありません。
人は、ほんとうの意味では何も所有する事は出来ない。
何かを得られるのは、自分が他人に与えようとするときのみ、
与えるという行為を通じてのみなのだ。

(これと同じような話が昨年の映画
『ハロルド・スミスに何が起こったか』にありました)

ミア・ファロー『ミア・ファロー自伝 去りゆくものたち』
18ページ上段8行目より。

私は、ミア・ファローという人、ずっと嫌いな人だったんですが、
この自伝を読んで実に素晴らしい人であることが分かりました。

私は、ウディ・アレンのファンなので、
彼女を勝手に悪者にしていたのでしょう。

この自伝、発売されてすぐ手にとったものの全く読む気になれず、
今ごろになってようやく読むことが出来ました。

これが発売された頃は、今よりももっと熱心な
ウディ・アレンファンだったから、
事実を知るのが怖かったというようなところがあったのです。

ミア・ファローとは、文章も上手くて
女性として非常に素敵な方です。
10時10分からの上映に行ってびっくり。
劇場に上がるエレベーターが満員で
劇場は既に、半分ぐらいはお客さんで埋まっている。

平日の10時にですよ。

お客さんの大半は、岸惠子と同じぐらいか、
岸惠子が大人気スタァであった
映画の全盛期を生きた羨ましい方々だ。

市川崑の映画は実はそんなに見てないのだ。
でも、『新撰組』は、舞台挨拶に行って
サイン貰った。
その時、雑誌の「ぴあ」にインタビューまで
されたんだよね。写真も載りました。
捏造記事だったけど。

前作の『どら平太』が、つまらなくてつまらなくて
びっくりするほどつまらなくて。
(ま、黒沢の為に書いた脚本だからゴーカイなのね
それを、ゴーカイな映画を一本も撮った事がない
人が撮るんだから大変だよね。。。)
だったので期待しないで見たら、それなりよかった。

でも、なにしろ、時間が今とは比べ物にならないほど
ゆっくり流れているのでおーい、生きてますか。。。
と、時々生存確認をしなくてはならないようなところもありました。

岸惠子ファンのわたしとしては、今でも、彼女が
人を呼べるスタアでありつづけてるという事実が
分かったことが何よりも嬉しかったです。

スクリーンは嘘をつかない。
さすがに、顔に年齢は現れていましたが。
テレビの修正技術ってすごいんだなということを改めて感じました。

後藤真希と姉妹なんだものねえ<マリア
その設定には、ちょっと参りましたが(笑)
今朝見た、地方の情報誌で
県庁近くに雑貨のセレクトショップが
ニューオープンとあり、早速出かける。

地図を見てもいまいち場所が分からず、
その上、すごい方向音痴なので、
たどりつけるのか?
と思ったけど、すぐに分かりました。

でも、けっこう、辺鄙な所にある。
そもそも、県庁は、最近移転したばかりで、
なんにもない、田舎にあるのです。

着いてみてびっくり!
駐車場に車がとめられない。
なぜ、こんな所にこんなにたくさんの人が?

さらに、中に入ってまたびっくり。
人でごった返している。
なんでなんで。情報誌の力ってすごいのね。

教室ぐらいの広さの雑貨屋さんと
同じ位の広さのキャッフェが併設されていて
なかなかナチュラルな雰囲気のいい所。

雑貨は、ここにしては、なかなかいい買い付けだなと
思えるようなものもおいてあり、
ガラスで出来たドレッシング入れを購入。
手づくり化粧品を入れる瓶にしようと思って。
しょうゆさしもかわいかったんだけど、
少し小さかったし、伊勢丹の地下2Fには
もっとかわいいのが売ってたので。

外国の変わった食材も売っていて
お気に入りのスポットになったかも。

いまだと、クリスマスグッズもたくさん売ってて
たのしーい!わいわい。

また行って見ようっと。

HP
リンク


マヌケはだーれ。

2001年11月7日
ある映画雑誌のバックナンバーを見ていたら
非常に趣味いいわ〜と思う人が書いていて
読みすすめたら書いたの自分だったという

非常にマヌケな話

でも、最初ぜんぜん気付かなくって
2回読んで、あ、これかいたの私だって思った

これ書いて、3600円の収入を得たんだ
とか思い出しながら

うふふ
糸井重里による西武百貨店のCMのキャッチコピー
「おいしい生活」。出演は、ウディ・アレン

確か94年ごろのCMでしたね。
ウディが書初めしたり、楽しいものでした。

この記憶がある人にとっては、
今回のウディの新作タイトル(邦題)が、
『おいしい生活』というのには、
ほくそえんだのではないでしょうか。

今年の初めに『ギター弾きの恋』が公開されたばかり。
一年に2本もウディの新作が見られるなんて
ファンには、たまらない贈りもの。

ウディは、毎年、秋から冬にかけて新作映画を撮る。
クランクインする時には、タイトルは決まっておらず
毎年、ウディ・アレン・フォール・プロジェクト
(WAFP)という名で呼ばれている。

時々、不勉強な映画ライターや雑誌編集者が
次のウディ・アレンの新作は、
WoodyAllenFallProjectです。
と紹介しているのを見たりする。
そんなタイトルの映画があるか、普通。
それとも、中学生レベルの英語も分からないのだろうか
いずれにせよ、頼むからもっと勉強してくれよ。。。

ま、そんなことはいいとして。

『おいしい生活』である。

ウディ・アレンと言う人は、実に、
おいしい生活をしてきた人なのだ。

3度の結婚に加え、実質的な妻が2人。
今の奥様は、実質的な妻であったミア・ファローの
養女であり、実子の姉でもある
(悪名高き)スンイ・プレヴィン。
近ごろ二人の間には子供も生まれた。

かなりの財産ももっており、
98年ごろの朝日新聞の紹介文には、
ハリウッドきっての知的映画人
(ウディ・アレンは、ハリウッドではない
ドリーム・ワークスとは、最近2本契約した)
と書いてあったし、
アカデミー賞の脚本賞ノミネート回数は、
敬愛するビリー・ワイルダーを抜いて史上最多である。
ミア・ファーローとの間に出来たサッチェル(改名後シーマス)は、
史上最年少(11歳)でサイモンズ・ロック・カレッジ
に入学しコロンビア大学に進んでいる。

7歳の養女との、性的虐待大スキャンダルが発覚しても、
仕事への影響は皆無であった。
それをネタに映画を作るという変な余裕さえも見せつけた。
(ウディのニューヨークでの権力というものは、物凄いもので、
もう一つの事件などはもみ消されてしまったほどだ)

きっと、ミア・ファローによる自伝の体裁を取った暴露本は、
アメリカでは、たくさん売れたことでしょう。
(ミアは、養子がたくさんいるので女優だけでは、
安定した生活が成り立ちにくいらしい。
上手く考えて儲けたものだ)
その事件は、最もアメリカが注目した事件であったのだから。

別れた妻に暴露本を出されて困る男を演じた
『マンハッタン』を地で行っている。

まさに、現実は小説より奇なりである。

『おいしい生活』は、デビュー作の『泥棒野郎』を
思わせるような軽妙洒脱な物語ですこぶる美味。

とうとう、今日で祭も終わり。
祭が終ると妙な淋しさばかりが残りますね。

13時45〜『助太刀屋助六』

わたしの席の前の前の前に天本英世を発見!
そう言えば、昨日も、『ザ・チンプ』を見て
外に出たら、居たんですね。わたしの目の前に。
腰は、曲がってるけど、背が高くって
かなり、エキセントリックなイメージは健在。

『殺人狂時代』という喜八さんの映画に出てる、
天本さんって、すっごくかっちょいいんですよ。
今回も、ゲスト出演だけど、存在感ありました。

いや〜、なんとも、のほほんとした
しあわせな映画です。
喜八さんの映画は好きなんですけど、
さすがに、若いときの無茶苦茶な面白さ
みたいなものは無いですよね。

だけど、映画の黄金時代、
撮影所システムを知る監督の
新作が今もこうして見られるということは、
素晴らしい事ですよね。
やっぱりね、基本がしっかり出来てるんですよね。
だから、安心して見られる。

でも、さあ、主演は、全作に引き続き真田広之。
彼が演じる助六の年が
24歳というのには、驚いた。
今の若い人で、ちゃんと殺陣のアクションが
できる人っていないんでしょうか。
それは、憂うべき状況だと思いませんか。

剣太郎セガール(好き)とかって、
顔が濃すぎるから
ちゃんとしたアクション出来ても
ちょっと、時代劇には向かないですよね。

鈴木京香の、着物の似合わなさにも今更ながら驚いた。
原節子に似てる人だと思ってたんですが、
原節子も、着物全く似合いませんものね。
着物って、体型がカバーできるものなのですが、
まるで、二人羽織してるみたいなのだもの。

鈴木京香って、すごく綺麗な人だと
思ってたんですが(すっごいファンなんですけど
舞台挨拶で見ても、なんか、
大柄な人だなーっていう印象だけが残りました。
今日は、わたしの一番好きな人シャルロット・ゲンスブールの
『フェリックスとローラ』の初日。

映画祭よりも、そっちの方に、興味ありあり。


************************

10時50分から

『ザ・チンプ』
キルギスタンのアクタン・アブディカリコフ監督の
新作です(『あの娘と自転車に乗って』の)。

純朴で切ない青春の物語でした。
わたしは、こういう、トリックも爆薬も無い
素朴なお話が大好きなのです。

ティーチ・インで監督がお話した言葉がすごく深くて
映画以上に感動してしまいました。

やっぱり、素敵な映画を作る人は素敵な人なのですね。


************************

14時20分からル・シネマで
『フェリックスとローラ』

先着100名にシュウ ウエムラのディプシーウォーターを
プレゼントとあったので、
朝10時に整理券貰いました(笑)。

雨だったせいもあってか、満席にはなりませんでした。
(次の日は全回満席になってましたが)

ルコントの映画は短編も含めて日本で
見られるものはすべて見ています。
ルコントと言う人、かなり「女性」おたくですよね。
それに、覗きの趣味とかもありそうな
カメラワークがしょっちゅうあるし、
この人の女性の趣味って
かなり変わってるなーって思うし。

でも、ずっと見つづけて、最近ルコントの女性への
関心の仕方が変わってきたような気もします。

近頃のルコントは、けっこう、
女性に振り回されていると思いませんか。
悪女と言う意味を多い割合で含むファムファタアル性が
強くなってきた気がするんですよね。

で、シャルロットは、こういうメイクではかわいくないですよね。
ローラの心がほぐれるにつれて、
化粧の仮面もはがしていった方がよかったんじゃないかしら。
シャルロットは、化粧っ気が全くない方が輝きが増すでしょう。
素の魅力だけで充分輝いている人だから。

シャルロットに、去年の横浜映画祭の時、
サイン貰ったんですけど、もう、にやけ顔が
お父さんそっくり。
大好きなシャルロットに逢ったら、
わたしすっかり石の地蔵になってしまいましたよ。
(とかいいながら握手とおしゃべりもさせてもらった)
目つきとか、石の地蔵のくせにエロかったかも。。。

オープニングのタイトル前の映像を
ずっと引っ張って見ていくと
かなり、驚くラスト。やられちまったと言う感じです。

************************

18時15分から
アジア映画賞授賞式に続き『ラッキー・ブレイク』

アジア映画賞は、風間志織監督の『火星のカノン』でした。
めでたしめでたし。
ま、最初っから判ってましたけど。

で、『ラッキー・ブレイク』(フル・モンティのピーター・カッタネオ監督)
というの、わたしには、あまり面白くありませんでした。
『フル・モンティ』は、けっこう面白かったんですけど。
なんか、イギリス映画とはどうも相性が悪いんですよね。

映画祭のプログラムに、
全作より奇想天外とか爆笑必須みたいな、
すごい惹句が並んでいるので期待しすぎたのかも。

友達と何しようか映画でも見るという
シチュエーションで見る娯楽映画としては、
大変おすすめだとは思います。
11月2日(金)

今日は、お友達に一年ぶりに会いました。
3年前の東京国際映画祭で親しくなったお友達です。
一緒に『ふたつの時、ふたりの時間』を見ました。

************************

10時00〜『オー・ブラザー!』(シネセゾン渋谷)

なかなか評判がよかったコーエン兄弟の新作。
面白かったし、あっという間に終った感じ。
見た後、あー、面白かった。
これだから映画っていいよね。
という作品でした。

見る前は、ジョン・タトゥーロびいきでしたが、
ティム・ブレイク・ネルソンがとぼけた味わいでよかったなァ。

コーエン兄弟の作品では、
『赤ちゃん泥棒』
『ファーゴ』
『オー・ブラザー!』
という順番で好きですね。

何も考えずにおもしろい映画を見たい方には、
大変おすすめでぇす。

************************

12時20〜『悪魔の毒々モンスター4』

招待券頂いたので見てきました。
一人で並んでいる時にチョイ知り合いをみかけ
こういう映画を見る人だとは思われたくないから
どうか気付かないでください
と心の中でお祈りしました。

時間が無かったので、映画を見ながらの
お昼となったのですが、
気持ち悪い気持ちわるい。

基本はコメディですが、
お昼を食べながら見る映画ではないですね。

ちょっと、上映時間も長すぎたような。

************************

15時00〜『火星のカノン』

風間志織監督の7年ぶりの新作!
今回の映画祭での一番の期待作!

主演が、わたしの大好きな小日向文世さんなので
舞台挨拶を近くで見る為に一番前の席に座りました。

コヒー素敵。。。きゃーコヒーって感じですね。
久々にお会いした小日向さんは本当に素敵でした。
前に、インタビューさせていただいた事があるのですが、
その時も、好きすぎて上手くしゃべれなかったの。
モジモジしちゃって。。。

舞台挨拶が終って、上映が始まったら、
私の隣りの席に座った人がいてふと見たら、
なんと、風間志織監督!
もう、緊張してしまって、映画どころでは
なくなってしまいましたよ。

自分の映画を客席で自ら神様と呼んでいる
お客様と見ている監督。

作品は、いろいろ考えるふしがあって、
到底このスペースでは書けないので
次回、特別枠を設けて書かせていただきます。

ティーチ・インの時のお話も興味深かったし、
終了後には、監督と直接お話してサインも頂いてしまいました。

もっと、お昼に喫茶店などでゆっくりお話がしてみたい監督です。
こういう繊細な感情の動きを描ける監督だから
女同士の秘密の話とかも盛り上がりそうだし。

************************

19時30〜『ふたつの時、ふたりの時間』

ツァイ・ミンリャンの新作ということで否が応でも期待。

今までの中では一番見やすい作品でした。

『河』を見たときは、あっけにとられてしまって。。。
その時、ツァイ・ミンリャン・バージンでもあったんだけど、
それにしても強烈な作品で、見た後、どっぷり疲れました。
そういう類の傑作でした。

翌年、『Hole』を見たときも、ひょえーって感じで、
なんだかよくわからないけど、すごいインパクトのある
映画を作る人だという風に認識しました。

ジャン=ピエール・レオーも出ていて
(監督のヒーローらしい)
ワンシーンながらなかなかいい役です。
最初はセリフが無かったらしいけど、
自分でセリフを考えてきたとか。
スタアがそんなことするなんてね。
意外だけど嬉しいですね。

で、一年ぶりにあったお友達は、こういう映画どうなのかな
多分、苦手な部類なんじゃないかなって心配したんですが、
けっこう気に入ったみたい。
ただ、今までの彼の作品を見ていないので
シャオカンのことがよく分からなかったみたい。

監督と主演俳優・主演女優がそろった豪華な
ティーチ・インは、記者会見のようで
時間をいつもより長く45分程度やってくれました。

今日は、特に期待作などはなく、
舞台挨拶目当てで『千年の恋』を見る。
お話のほうは、想像どおりの超ダイジェスト版でした

************************


11時20〜『殺し屋の掟』

イギリス映画。
この映画の主演俳優さんが
おもしろかった時はみんなにすすめて
おもしろくなかった時は、口をチャック
と言ってました。

************************


15時00〜『羊のうた』

これは、わたしには、かなり、凡作と言う風に映ったのですが、
中身が全く無くて、でも、スタイルも無くて。
似ても焼いても食えんものだった。
『BR』(山本太郎の彼女役)の美波ちゃん、かわいかった。

************************

19時00〜『千年の恋 ひかる源氏物語』

見る前から苦痛に思ったのがこれ。
天海祐希の舞台挨拶見るのに、付随して
こんな映画まで見なくてはならないのかと思うと…

吉永小百合って、ずうずうしい女優だと思ってたけど、
ここでも非常にずうずうしく紫式部の少女時代から
晩年までを演じています。
ずうずうしいと言うよりその女優魂を褒めるべきか?
客席の女性から、小百合ちゃん素敵よ☆
という声援まで受けたりして。。

一番の見所は、松田聖子です(笑)。
多分、この映画を見たほぼ全員が、
松田聖子を無駄だと思うことでしょう。
松田聖子なんて出たところで、
観客動員が増えるとも思えないし、
何考えてるんだろう。
きっと、松田聖子を笑いものにしたかったのかな。
ふふふ。

ま、でも、皆さんみたいでしょう。
松田聖子。
コメディ映画の如く笑える事請け合いです。

わたしの隣りの席の女性二人組(他人)は、
聖子のシーンは、最初から終わりまで笑いどーしでした。
クレジットで作曲原田真二と出たところで
さらに笑いがヒートアップしてました。

終った後、松田聖子に笑い殺されるかと思ったと言っていた。

またまた聖子の歌う歌が変なので、笑えます。

これは、間違いなくコメディです。

東京国際映画祭5日目

2001年10月31日
今回アル意味一番楽しみにしていたのが、
三池のミュージカル『カタクリ家の幸福』
なんとも、想像を絶するインド人もびっくりな
ヲモシロサであった。天晴天晴。

************************


11時20〜『月の光の下に』

イランの映画。綺麗。
けっこうすごい内容をはらんでいるのに、
綺麗なので、すんなりと見られてしまった。
主演の俳優さん(ホセイン・パラスタル)が好印象。

繊細ないい画を撮る人なんですけど、
尊敬する映画監督が黒沢明(&キアロスタミ)
というのがなんとも解せない。
どうして、こんな、綺麗で丁寧な画作りをする人の
尊敬する監督が黒沢なのだろう。
黒沢明のヒューマニズムっていうのがどうも嫌いなわたし。

************************

14時00〜『ラシュミア谷の人々 その二十年』

最近すっかり日本づいているアモス・ギタイの
20年に及ぶドキュメンタリー。
後半は面白くなるものの、前半は、ややぬるい(気がする)。
前半と後半は、アプローチも全く異なり
違う映画を見ているような雰囲気。
20年も経てば当然かもしれないけれど。

メインの女性のキャラクターがよかった。

************************


19時30〜『カタクリ家の幸福』

舞台挨拶がそうそうたる顔ぶれ。

ジュリ−はまさにジュリーと呼びたくなる役で
ミュージカルだから当然喉も披露。
松坂慶子とのデュエットは、
研二と慶子というユニット名で
シングル発売されるらしい。

韓国映画『クワイエット・ファミリー』のリメイクなんですけど
リメイクではないですね、原案程度。
全く新しいものになってました。

三池だから、また、訳分からない事を
滅茶苦茶やってるんだろうな−って思ったら
そうでもなくて、けっこう、見せる演出。
だてに本数撮ってるだけではない事を確認。

これは、本当におもしろいので、是非見に行ってください。
三池が嫌いなわたしでさえ大好きなんですから。
やや、トゥ・マッチなところもあるけど、
それが三池崇史のアイデンティティですから。

東京国際映画祭4日目

2001年10月30日
もう、さすがに四日目はお疲れモード。
でもね、でもね、田中要次の舞台挨拶があるから
うふふなので〜す☆

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12時20〜『ON AIR』

『ラヂオの時間』みたいなはなし。
つまらん。爆睡、したけど、
話がぜんぜん転がってないのでわかるわかる。

そういう映画だから寝たんだろうけどね。

田中要次がけっこう後ろで小芝居とかしてて
それは見てもよいと思う。

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15時30〜『蒸気船ウィリー』『シンデレラ』

昨日も見た『蒸気船ウィリー』
でも、おもしろかったよ。

『シンデレラ』

今回は、お笑い担当がいないので
笑いは少ないけど、見入りました。
誰でも知ってるお話なのに
飽きさせないのは、すごいですよね。
シンデレラのドレスは、
水色だと思ってたのですが、
シルバーでした。
褪色してしまったのかしら?

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19時00〜『ヒューマン・ネイチュア』

ミシェル・ゴンドリという
ミュージック・クリップ界の
カリスマらしい人のデビュー作。

ふーん。

わたし『ハイロー・カントリー』というのを見てから
どうも、パトリシア・アークエットって嫌い。

ミュージック・クリップから出てきた人って、
画面に陰影が無い人が多くていやだなあ。

増村保造の『セックスチェック第二の性』meets
佐藤純弥の『北京原人』みたいなはなし。

おもしろいけど、だからそれでみたいなかんじ。

東京国際映画祭3日目

2001年10月29日
やっと、日記が3日目まで到着しました。
まだまだだ。。。

ええ、と、この日は、チャン・ミンの『週末の出来事』が期待作でした。

というわけで、はじめます。

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11時20〜『週末の出来事』

チャン・ミンの前作『沈む街』、
数年前ユーロスペースで見て
強烈な印象を受けた実に深い作品でした。

というわけで、その彼の2作目。
期待するなというのは、酷ってものだあね。

なのですが、話のキーとなるものが弱い気がして
そんな事にどうしてそんなにこだわるの?
うーん???と思ってたら終ってしまいました。
しかも、オチが、わたしが思っていたとおりだったので
更にカックンでした。トホホ。

だけど、終了後、監督にしっかりサイン貰った!

ティーチ・インの時、影響を受けた監督という質問に
ゴダールと答えていて、そんなの見ればわかるし、
日本では、中国第6世代のゴダールという風に紹介されているので
もっと違う答えが聞きたかった。

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15時30〜『メイキング・オブ・修羅雪姫』

大ファンの佐藤信介見たさに舞台挨拶のみ見ました。
けっこう私ってバカかも。
釈由美子は、笑顔媚び媚びでしたが、かわいかったです。
だけど、梶芽衣子ファンの私としては、
釈由美子が修羅雪というのは納得いかない。
柴崎コウで見たかった。

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16時30〜『韓国短編集』

短編集という事で6本見ました。
おもしろいのもあったし、そうでないのも。
短編は、いろいろな受け取り方ができ、
その人の見方で随分変わるところがおもしろいですね。

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19時00〜『蒸気船ウィリー』『白雪姫』

『蒸気船ウィリー』て、すごい、動物を虐待映画。
いいのかしらってぐらい。
牛の口からフォークの大きなのをお腹まで突き刺し、
あひるの首はしめるし、
ミルクを飲んでる豚をひっぱったり。
ミッキーがありとあらゆる、悪行を働く様にただただ茫然(笑)。
楽しい作品だけど、今じゃ作れませんね。

『白雪姫』

アメリカの大御所監督が影響を受けた映画というと
必ずあげるのがこの作品。
1937年のアニメだなんて信じられないほど、
動きがなめらかだし、綺麗。
まだ見ていない人いたら是非御覧ください。

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21時50〜『自殺サークル』

園子温監督の出世作と言っても
いいかもしれないやや大作風。

だけど、中身はいたって、古典的というか、
全く新しい所が無い。

2年前のファンタのこの枠でやった
三池の『オーディション』のデジャヴュみたいな
映像が盛りだくさん。
石橋凌主演だし。

もう少し、マシな伏線の張り方ってモノがあるでしょう。
わたしには、はじめからバレバレでした。

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今年の協賛企画はディズ二−映画祭か、
レアものないし、つまらないなーなんて思ってたけど、
ディズニー映画ってフィルムをレンタルに出さないから、
実は、スクリーンで見られるというのは貴重なんですね。
『白雪姫』当日券買えてよかった。


東京国際映画祭2日目

2001年10月28日
東京国際映画祭2日目は、一番期待していた日です。
わたし、八千草薫さんの大ファンなのです。
その憧れの八千草薫さんが舞台挨拶に登場!

『宮本武蔵』

前に見てたかなと思ったら、見てなかった。
おつうちゃんかわゆい☆
映画の前に舞台挨拶があって、最前列で見ました。
着物姿で登場の八千草さんは、
涙腺が緩むほどカワユクって
あー、こんな人形みたいにかわいい人が
世の中に入るのかーとまたしてもしみじみ。
こんなかわいい人となら結婚したいなー。
とマジで思う。。。。
羨ましいぞ、谷口千吉。

舞台挨拶前のセレモニーでは
現役タカラジェンヌによる
宝塚メドレーもあって、これで千円は安い!

私は、宝塚って高校の時けっこう見に行ってたんですよ。

天海さんのファンだったのです。
なので、退団してからは見ていません。
退団後の天海さんにも興味は無いのです。
(とかいいつつ、『千年の恋 ひかる源氏物語』
天海さんの舞台挨拶目当てで見てしまった。)

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『春の日は過ぎゆく』

あああ、もう、ユ・ジテにやられました。
すてきすぎ。かわゆい。
マジで結婚したいタイプ。
わたしは、近ごろ、こういう繊細なウドの大木
癒し系が好みのタイプであるようです。

でも、次の映画がつまってて、ティーチ・インが見られなかったの!
今思えば、次の映画なんてパスすりゃよかったよ。
でも、舞台挨拶で見た彼は、映画同様、繊細そうな
好青年でした。もう、胸キュン。

映画も、ホ・ジノテイストで、ウェットなんだけど、
私は、そういうの好きだから。

だけど、弱すぎなんだよね。ユ・ジテ
でも、わたしは、そういうやさ男が好きだから
ぜーんぜんかまわない。

イ・ヨンエの行動の方が理解できなかったし。
あるところまでは分かるけど、それ以降は、
年上のお姉さんが、年下の純朴青年を弄んでるだけ。
でーも、公開されたらもう一度みたい。

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『恋愛ベーカリー』

これだめでしょ。
寝た寝た。ぐーすか。
今年のワーストワンかもです。
いくらビデオとはいえ画質悪すぎだし。
フランシス・ンは、すごくいい。
まじでお付き合いしたいタイプ。

舞台挨拶に現れたミシェル・リーも
服装のシュミわるし。かんべん。

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『ドッグズ・デイ』

これけっこう期待しててそれなりにおもしろかった。
監督がティーチ・インでお話した事も
押し付けがましくなくてよかったし。

ワンちゃんは少し太りすぎだったかな。
でも、あれダックスだからイメージ違うんですよね。
いよいよ本日より東京国際映画祭。

*注意*

まだ、公開前の作品ですので
ネタバレはしないようにするつもりです。
ネタバレしそうな時は、告知しますので
安心して読みすすめてください。

まず1本目がけっこう期待の
『アベック・モン・マリ』の大谷健太郎監督の
最新作『とらばいゆ』

ああ、これ、もろウディ・アレン的。
橋のショットなど確信犯でしょう絶対に。。。

会話術もウディ・アレン的で堪能しました。
ちょっとね、それっておかしくなーいって言う
こじ付けみたいなのやスマートでないなあと
思わせる部分もあったんだけど
わたしは好きだなあ。

塚本晋也だから成立した映画。
来春公開予定ですので要チェックです。

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鈴木清順待望の新作!『ピストルオペラ』

映画とは何か。
見ている間観客にそれを問いつづける映画。
観客が映画を選ぶのではなく映画が観客を選ぶ。
鈴木清順という狂粋人の脳みその中を覗き見できる映画。
前編、もうほとんど、お遊び。
今時こんな贅沢な遊びができる人はいないでしょう。
オブジェとしての江角マキコなかなかよかった。
山口小夜子は、わたしの憧れの人ですから。。。
鈴木清順の映画をリアルタイムで見ることのできる
喜び。
その嬉しさを共有したい人は、映画館に走りましょう。
走ってください。

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ステファ二−・サイホルト監督のデビュー作
『ワンダー・ボーイ』アフリカ映画

わたしは、東京国際映画祭では、ここでしか見られない
作品も多いシネマプリズム部門とコンペを中心にまわり、
時間が空いたらいつでも見られる招待作品を見るようにしている。

忘れさられた作品や葬り去られた作品、
日の当たらない作品を発掘することの方が、
既に分かり切っている映画を見るよりも
スリリングだし、エキサイトするから。

そんなわけでこれは絶対公開は無理だろうということで見ました。

なんか、すごい背景がある話なんだけど、
ダメですねえ。惜しいですねえ。
いや、見る間でもなく分かっていたのですけど。

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今日は、とにかく、清順の新作が見られたというただそれだけで素晴らしい。

犬がやはりうろうろしてるんですが、
多分、それを一番力入れて撮ったんだろうなあと
言うのが、伝わってきました。
映画祭で見た作品以外は、
タイトルの後ろに()で劇場名を入れました。

今年は、去年から比べると見た映画がずっと少ないです。

後日、順次、日付ごとの日記をアップします。
それでは、ハジメレ〜!


10月27日(土)

12時20〜『とらばいゆ』
16時10〜『ピストルオペラ』(シネパレス)
18時50〜『ワンダーボーイ』

10月28日(日)

13時00〜『宮本武蔵』
15時20〜『春の日は過ぎゆく』
17時50〜『恋愛ベーカリー』
20時20〜『ドッグズ・デイ』

10月29日(月)

11時20〜『週末の出来事』
15時30〜『メイキング・オブ・修羅雪姫』
16時30〜『韓国短編集』
19時00〜『蒸気船ウィリー』『白雪姫』
21時50〜『自殺サークル』

10月30日(火)

12時20〜『ON AIR』
15時30〜『蒸気船ウィリー』『シンデレラ』
19時00〜『ヒューマン・ネイチュア』

10月31日(水)

11時20〜『月の光の下に』
14時00〜『ラシュミア谷の人々 そ二十年』
19時30〜『カタクリ家の人々』

11月1日(木)

11時20〜『殺し屋の掟』
15時00〜『羊のうた』
19時00〜『千年の恋 ひかる源氏物語』

11月2日(金)

10時00〜『オー・ブラザー!』(シネセゾン渋谷)
12時20〜『悪魔の毒々モンスター4』
15時00〜『火星のカノン』
19時30〜『ふたつの時、ふたりの時間』

11月3日(土)

10時50〜『ザ・チンプ』
15時20〜『フェリックスとローラ』(ル・シネマ)
18時15〜『ラッキー・ブレイク』

11月4日(日)

13時45〜『助太刀屋助六』
19時00〜『闇を掘る』(BOX東中野)



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