by車寅次郎

「男はつらいよ・花も嵐も寅次郎」
1982年 山田洋次
マドンナ 田中裕子

久しぶりに見たけど、おもしろかった〜。

田中裕子って、ふんわりしてて好きなんだよね。
ジュリーの奥様だし。

ジュリーが、動物園で働いている
チンパンジーにしか興味のない
おぼおぼの純情青年って言うのも楽しい。
だけど、やっぱり、ジュリーは、
聞き分けのない女の頬を平気で張り倒すような、
ボギーを気取った悪い男の方がときめくね。

だけど、好きな娘の前では地蔵になってしまう
不器用なジュリーって言うのも、すごく新鮮でよかった。
(寅さんは、馬のように黙りこくってといってた)

で、あまりに二枚目だからという理由で、
ジュリーは、振られてしまうのですが、
その反論として、男は顔ですか!
と、寅さんに迫るのだけど、
ちょっと、意味が違うんじゃ。

それは、顔が悪くて振られた男の言い草でしょ。

でも、純情そうに見えても、
いきなり、大分のホバー乗り場で、別れ際、
「蛍子さん、僕とお付き合いしてもらえませんか」
なんていっちゃうんですよ。

田中裕子扮する蛍子さんは、
「急にそんなこと言われても・・・」
なんていいながら、ホバーに乗って行ってしまうんです。

ジュリーにそんなこといわれたらさ、
その場に三つ指ついて、
これからもどうぞよろしくお願いします。
と、言うでしょ、普通。

で、まあ、寅さんの尽力などがあって、
東京で、二人は再開するわけだ。

クライマックス、観覧車の中で、ジュリーは、
勇気を出して、プロポーズするのだけど、
田中裕子が、なんかもー、
カマトトぶって嫌になるぐらい、じれったい。

え、それじゃ、三郎さん、わたしのことすきなんですか?
(おい、どういうつもりで、ジュリーは、大分で、
付き合ってくださいといったんだよ!)

って、あー、もー、なんでそうなのかね。
牧歌的すぎ。幸せすぎ。羨ましすぎ。

でも、確かにそうかもね。
直接、はっきりと言われないかぎりは。
わたしも、田中裕子並に鈍感だった時期もありました。

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