ひっつめとボンボン

2003年2月11日
わたしの通っている歯医者の先生夫婦のことです。

おくさん(女の先生)は、見た感じ40代。
髪の毛を後ろで一本にまとめて清潔な印象。
オールバックのひっつめがまるでバレリーナみたい。

そのだんなさま(男の先生)は、見た感じ30代。
いつも、後頭部の毛がリズムカルに跳ねている。
かなりのベビーフェイス。おぼっちゃま。

女の先生は、それはそれは、綺麗なのです。
どーして旦那様が、この人なの?
なんて、余計なことを思ってしまうぐらい。
もしかしたら、奥さんのほうが年上なのかも。
それなら、ちょっとわかる。
なぜそういう旦那様を選んだのか。

安井かずみ曰く
女の人の髪型というのは、
絵画を飾る額縁の役目なんですって。
素晴らしい額縁というものは、
絵画を、その価値以上に見せることができる。

だから、オールバックのひっつめというのは、
(ひっつめというと、どこかびんぼったらしい印象が
付きまとうけれど、バレリーナや、マヌカンがしている清潔で美しい髪形)
顔を全てさらすことになる。つまり、額縁いらず。美人の特権なのだそうです。

わたしは、フランソワ−ズ・アルディという
フランスの歌手がとても好きです。
彼女の作る歌詩や、歌声にももちろん魅了されているけれど、
彼女の我が道を行く的、美意識がうらやましいのです。
いつも自然体で、無漂白のコットンのような、
洗いざらしの、飾らない女。

彼女の髪型は、いつも、ワンレングスのセミロング。
もちろん、洗いざらしなのでしょう。

アルディは、人生にも額縁いらずなのです。
その、アルディと(ある一定の年齢までは)自分を
飾ることにしか興味がなかったようなジェーン・バーキンが、
親友だというのは、ちょっと不思議なお話。

でも、今の、バーキンは、ノーメイク、髪はぼさぼさ、
カシミアのスウェターはしわくちゃ、ノーブラなのであります。

ふふふ。
バーキンが来日した時、プレゼントわたしたらキスしてくれた。
至近距離に近寄った時、起きたまんまって言う感じの
バーキンから、とてもいい香りが漂ってきた。
そういうところが、抜かりないというか、女らしくていいなって思ったの。

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