新宿昭和館にて

2002年4月10日
昭和館が閉館してしまうというので
前回のプログラムから意を決して通うことに決めました。

なぜ、意を決してなのか、
昭和館を知らない人は、解らないかもしれないですけど。

簡単に言えば、新宿に古くからある
基本的に古い仁侠映画の専門館で
女性のお客さんがほとんどいないところなのです。

2月の末頃、わたしの大好きな映画の3本立て
「けんかえれじい」「八月の濡れた砂」「ジャズ大名」
をやっていて、行きたいなーと思っていたのですが、
やっぱり躊躇。

でも、行ってみたら、上映中も場内が明るいのと
タバコを吸っている人があまりいないので、ほっ。

こんなことならもっと早くから通えばよかったよ。

で、今日見てきたのは、
「日本侠客伝」
「博奕打ち・総長賭博」
「女囚701号・さそり」
の3本。

■「日本侠客伝」の長門裕之がすごくよくて、
あー、この人、桑田佳祐に似ているだけじゃなかったんだと(笑)。
でも、この作品の長門さんは、本当に、桑田さんそっくり。
三枚目だし。でも、実は、すごい見せ場があってかっこいい役なの。

最初、「秋津温泉」見たとき、桑田さんと岡田茉莉子が
なんで???と一瞬本気で思ったもの。

■「博奕打ち・総長賭博」
鶴田浩二って、若いときのかわいいイメージしかなかったんだけど、
(わたしは、仁侠映画をほとんど見たことがないし、
ついでに言うと、東映の映画もほとんど見てません)
こっちもすごくかっこいい。。。
そこらへんの女優さんがみんな惚れてしまったのが分かるなあ。
とにかく、ラストシーンが、やるせなく切ない。。。

■「女囚701号・さそり」
梶芽衣子は、大好きなのだけど、
東映を見る機会がなかったのであんまり見たことがない。
2作目の「41雑居房」は、見た。
それを見て、あの帽子いいなあと思って、
ああいう帽子を買ったの。

「41」もすごく様式ばってて
おおーと思ったのだけど、
わたしは、「701号」の方が好きかな。
「41」は、「41」で主役なのに、
梶芽衣子のセリフがふたことしかなかったり、
かっこいいのだけど。

去年の洋画のベスト2に選んだ
韓国の「魚と寝る女」という作品の
主演女優もなぜだかしゃべらない。
雰囲気もまるで梶芽衣子みたいだったし。

「41」の時よりもラストシーンは、
ずっとスマートでかっこよかったと思う。
「41」は、空飛んでたもんね。
「41」よりも、帽子もエレガントだったし。
それにしても、梶芽衣子の長い黒髪は、
綺麗の一語に尽きる。
わたしも、梶芽衣子みたく、伸ばしていたのに、
切らなきゃよかったよ。。。

今回見た3本では、
「さそり」がやっぱり好みでした。

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