結婚5度も納得のベルイマン
2001年12月10日イングマール・ベルイマンというスウェーデンの
映画監督の自伝を読み終えました。
ウディ・アレンも尊敬する一人ですね。
かなり、前に(3年ぐらい前?)、
図書館の除籍図書でもらって来ました。
今まで読んでなかったんですねえ。
というか、この本は、図書館でも一度しか
貸し出されなかったというかわいそうな本なのです。
ベルイマンの映画は、数本しか見ていません。
一番最初に見たのが、『夏の夜は三たび微笑む』
これは、とってもおもしろい、
ロマンチック・コメディでした。
かなり好きな映画です。
古き良き時代のハリウッド映画のような趣で。
ちょっと、無声映画のような雰囲気もありますが、
かなり、おしゃべりな映画です。
その次に見たのが、『不良少女モニカ』
これこそが、ベルイマンの映画なのだろうけど
わたしには、甘さが全く無いのが辛かったですね。
映画を形作る要素としては、センチメンタリズムとか
ロマンチシズムという、一種の甘さって大事だと思うので。
更に、『野いちご』他数本も見ましたが、
それっきりになってしまいました(笑)。
でも、今回、意を決して自伝を読んだら
そういう、映画を作り続けてきたのも納得というか
この人だからそういう生真面目な映画を
一生涯作り続けてきたのだと実感したのです。
他人にも厳しく妥協を知らないけれど、
自分にもすごく厳しい人なんです。
というわけで、今後は暫くベルイマンを追っかけます。
45本の監督作のうち、
20本程度が日本未公開なのが全く残念な所。
それに、ビデオ屋にもあると思えないんで、
気長に追っかけます。
そうそう、この自伝自体、文学的香りがプンプンしてて
いかにも、誇り高きベルイマンという文体。
5度の結婚を経験したそうですが、
それも納得というか、
納得というのは、両方の意味で…
なんか、けっこう、気難しい性質のようなので
関係がすぐにギクシャクするんじゃないかなと。
それに、ものすごいマザコンなんです。
それと、もう一つは、単に、いい男なんですね。
才能もあるし。
ベルイマンという人は、
シナリオも自分で書いてますから、この自伝は、
「ベルイマンという映画監督の人生に付いての」
一種のシナリオとも言えるでしょう。
ISBN4−10−521001−7 C0074
1989、01、20発行
新潮社 2千円
「ベルイマン自伝」イングマール・ベルイマン
木原武一訳
多分絶版かな。
古本屋でもそれほど流通してないと思うので
探すのはむずかしいかもしれません。
映画監督の自伝を読み終えました。
ウディ・アレンも尊敬する一人ですね。
かなり、前に(3年ぐらい前?)、
図書館の除籍図書でもらって来ました。
今まで読んでなかったんですねえ。
というか、この本は、図書館でも一度しか
貸し出されなかったというかわいそうな本なのです。
ベルイマンの映画は、数本しか見ていません。
一番最初に見たのが、『夏の夜は三たび微笑む』
これは、とってもおもしろい、
ロマンチック・コメディでした。
かなり好きな映画です。
古き良き時代のハリウッド映画のような趣で。
ちょっと、無声映画のような雰囲気もありますが、
かなり、おしゃべりな映画です。
その次に見たのが、『不良少女モニカ』
これこそが、ベルイマンの映画なのだろうけど
わたしには、甘さが全く無いのが辛かったですね。
映画を形作る要素としては、センチメンタリズムとか
ロマンチシズムという、一種の甘さって大事だと思うので。
更に、『野いちご』他数本も見ましたが、
それっきりになってしまいました(笑)。
でも、今回、意を決して自伝を読んだら
そういう、映画を作り続けてきたのも納得というか
この人だからそういう生真面目な映画を
一生涯作り続けてきたのだと実感したのです。
他人にも厳しく妥協を知らないけれど、
自分にもすごく厳しい人なんです。
というわけで、今後は暫くベルイマンを追っかけます。
45本の監督作のうち、
20本程度が日本未公開なのが全く残念な所。
それに、ビデオ屋にもあると思えないんで、
気長に追っかけます。
そうそう、この自伝自体、文学的香りがプンプンしてて
いかにも、誇り高きベルイマンという文体。
5度の結婚を経験したそうですが、
それも納得というか、
納得というのは、両方の意味で…
なんか、けっこう、気難しい性質のようなので
関係がすぐにギクシャクするんじゃないかなと。
それに、ものすごいマザコンなんです。
それと、もう一つは、単に、いい男なんですね。
才能もあるし。
ベルイマンという人は、
シナリオも自分で書いてますから、この自伝は、
「ベルイマンという映画監督の人生に付いての」
一種のシナリオとも言えるでしょう。
ISBN4−10−521001−7 C0074
1989、01、20発行
新潮社 2千円
「ベルイマン自伝」イングマール・ベルイマン
木原武一訳
多分絶版かな。
古本屋でもそれほど流通してないと思うので
探すのはむずかしいかもしれません。
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