まだ2回目だからかもしれないけれど、
いまいち知名度の低いTOKYO FILMeX
この名前で、アジア映画の祭典です。
と言われても戸惑いますよね。

『魚と寝る女』(←密かに、わたしの今年の
ナンバーワンかも)のキム・ギドク監督の
新作が見られるということで
喜び勇んで出かけました。

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13時00『青い青』

松本太陽原作。
(わたしは、松本太陽原作の「ピンポン」
窪塚洋介、ARATA主演
という映画に出演してます。。。笑)

細かい部分もけっこう、太陽してます。

松田龍平という人が主演なんです。
『御法度』の時、どうしてこの子が美少年役なんだ
と疑問に思ったのですが、この映画では、
まるで、松田龍平プロモのように綺麗に撮れていました。
大島渚のショタ眼を改めて評価(笑)。

で、見ている時からだんだん、松田龍平という人が一体どういう素顔をしているのか、気になりだし、
このまだ未成熟な少年に会ってみたいと思いだしました。

映画が終ると客席にいる、
龍平くんが紹介されました。

背の高い、青白い少年。
スクリーン映えのする人なんだなあ。

この映画、高岡蒼祐目当てだったんですけど、
高岡くんやっぱり綺麗だわ。
『BR』も『アカシアの道』もいいけど、
この映画の雪男、最高にかっこよかった。

いや、でも、龍平くんも気に入りました。

映画の中身は、もう一歩ですけど、
雰囲気は出てました。
そういう、未完成な疾走感みたいなのが
大切な作品だと思うので、
これでよいのだと思います。
わたしはけっこう好きです。

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16時00〜
『フラワーアイランド』
『ユリイカ』みたいな話しなんですけど、
なかなか話が転がっていかないので、
それに、面白くなる要素がふんだんにあるのに、
活かしきれていない。
もったいない作品でした。

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19時00〜

キム・ギドクの『受取人不明』

全作の衝撃いまだ覚めやらずという感じなんですが
さっそく、次の作品が日本に紹介されるというので
覚悟して見に行きました。

覚悟も覚悟相当の覚悟がいります。

とにかく、描写が半端でなく残酷なので、
見ているこっちまで、顔を歪めるほどの痛さ。

この衝撃は、見た人にしかわからないので、
ご自分で確かめていただくとして、
多分、この監督、この映画が日本でRSされたら、
一気に鬼才として、人気になると思うんですよね。
多分、ツァイ・ミンリャン クラスの人気には
すぐになると思います。

この監督どういう顔かわからなかったので、
どういうお顔なのかと思ったら、
いきなり、野球帽に、リュックサックで登場したんです。
もともと美術が専門という事だったので
もっと、ハイソな監督なのかと思ってたら…。
人間臭そうな監督で納得。

今、映画界で最も才能のある監督です。
要チェックです。

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21時15〜

岡本喜八『地と砂』
(独立愚連隊シリーズ)

こんな長い(長く感じる)とは思わなかった。
わたしだったら、ぜったいに、30分はカットする。

そもそも、独立愚連隊シリーズは、
半分以上は見てるので、
どれも、同じような話ので、ね。

あ、でも、嫌いな三船くんがかっこよく見えたり(錯覚か。。)
仲代が腹黒くなく、けっこういいやつだったりと、
嬉しい部分もあった。

天本英世が、いまいち目立たない役で
つまらないなーと思ってたら
ラストシーンでけっこう、おいしい。
いいとこどりですね。
ま、目立たない人みたいな役だったので。

佐藤允さんは、いつにもましてわかりやすいキャラで、
わたしは、この人の非常に明朗な所が好きなんです。

ところどころいいんだけど、全体的には、
散漫な印象を受けました。

この映画の中に『白雪姫』を発見。
七人の小人まんまパクってます。

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