BSにて前から見たいと思っていた
中平康の『光る海』を見ました。

日活スタア総出演の感のある1本
原作は石坂洋次郎

フィルムセンターの60年代特集で
けっこう大きくフューチャーされてたので
楽しみだったのですが、見られず。
(しかも、さゆりが教育ママ眼鏡をかけている)
それ以前に森雅之が出ているので見たかったんです。

吉永小百合と浜光は、ま、いいとして
おませな女子高生の和泉雅子が激カワユイ!
いや〜、本当にかわいかった。
で、その当時のお約束として(今でもですけど)
わざと、ダブルミーニングなこととか言わせたり
Hなセリフがあったりしちゃって。

森雅之は、さゆりの友人の十朱幸代の伯父さんの役で
しかも、さゆりの母でバーのマダムの高峰三枝子と
健全なお付き合いをしているという設定。
(さゆりの父は宮口精二でさゆりが5歳の時に離婚)
わたしは、この設定が信じられず、最後まで疑ってかかってました(笑)

森雅之の妻とも公認の清い交際でしたが、
死期の近いモリマ(森雅之省略形)の妻の田中絹代は
自分が死んだあと、三枝子にモリマと結婚してくれと頼む。

で、その用件で三枝子が絹代にさゆりも連れて
家まで来るように言われるのですが
ちょっと遅れて来たさゆりは、なんと初めての家に
馬に乗って現れる!!!!

いやはやびっくりしましたよ。
東京なのに馬に乗って登場とは
小林旭でもびっくりしちゃうでしょう。

更に驚く事に、絹代の家にさゆり宛の電話がかかってきて
(さゆりは新人作家の役)文学賞が君に決まったとか言う報告を受ける
そこで、なんと、さゆりは、初めて来た初めてあった人の家なのに
いきなりレコードをかけ、ゴーゴーを踊りだす。
(モリマ絹代夫婦の家でロケンロールなレコードが
ターンテーブルにのっていたと言うのも不思議)

最後に、モリマと三枝子は無事結婚式を執り行い
北海道に新婚旅行に出かける
50歳過ぎの新婚夫婦なのに、ホテルの部屋が
新婚仕様なのにも笑えた。

新婚旅行先でモリマにかわいがられた晩は
葉書にマルを何もなかった日はバツを書いて
毎日送ってちょうだいとか言うさゆり。

なんとも、へんてこな映画だった。

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