加藤和彦さんとWOODY ALLENの関係性
2001年9月12日私は、加藤和彦さん関係のアルバムでは、
サディスティック・ミカ・バンドの『サディスティック・ミカ・バンド』が
一番好きだったんだけど、近ごろは、どうも、
『あの頃、マリー・ローランサン』の方が上回っている気がする。
(『S・M・B』に関してはジャケット見開きの初回版、
更にレコーディングデータ付でドーナツレコードの中袋も付いて綺麗なら
1万円は払ってもいいと思っているのです)
『あの頃、マリー・ローランサン』は、初め、どうも、詩が洗練されすぎていて、
(加藤さんにはぴったりなのだが)
私には、少し大人の世界過ぎた。
更に、メロディが詩に負けているような気もした。
初期の加藤さんは、暴力的といえるほど、様々な音の残像を
詰め込んでいたのに、安井さんと組んでからは、
メロディに無駄がなくなって面白味にかけたと感じた。
(でも、そう感じたのは、初めだけで、
生活の安らぎから来る安定性がそうさせるのだろうと思ったし、
聴き込むにつれて前にも書いたけど昔の映画音楽みたいなものが見えはじめた。
最大限に詩のよさを引き出した音ともとれ、
安井さんを立てる加藤さんという構図は、非常に解り易いし、
でも、それによって、加藤和彦のものというより
安井かずみのものという印象が強くなったのは否めない)
更に、ヴォーカルが、のほほんとあまりに軽すぎた。
と言うわけで、数回聴いただけでほっといたのです。
しかし、ある日、加藤さんファンの方から
『あの頃、マリー・ローランサン』がWOODY ALLENの
『アニー・ホール』とそっくりだと言う指摘をされて、
聴き返してみたのです。そしたら、まさにまさに。
特に「ニューヨーク・コンフィデンシャル」などは、
そのまんま『アニー・ホール』。
単純な私、お気に入りになってしまった。
(一番すきなのは『ラスト・ディスコ』
『女優志願』には、ドミニク・サンダが出てくるので
これもお気に入り。普通の人ならデートリッヒとするところだと思うけど、
安井かずみが洗練されてるなと思うのは、そういうところ。
日本人によるフレンチ・ポップスの元祖ともいえる
『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』を元にした
曲なんかも歌ってるし。
そもそも、日本人で一番最初にゲンスブールをゲンスブールものとして
聴いたのは加藤和彦だという説もある)
で、その後、『それから先のことは…』という
安井さんと組んだ一作目のアルバムを購入。
ここにもウディの影が。
しかも今度は『マンハッタン』。
「淋しい歌のつくり方」と言う曲。
『マンハッタン』のラストと同じ展開です。
加藤さんと安井さんは、80年代と言う時代を象徴するカップルだったと思うのですが、
(しかも、ワーキング・カップルという日本ではまだ珍しい存在)
それの元祖って、やっぱり70年代のダイアン・キートン時代、
80年代は、ミア・ファロウ時代のウディだと思うんですよ。
まあ、そういうわけなんです。
非常に中途半端ですが分かりますか?
ご意見待つ。
BBS↓ リンク
サディスティック・ミカ・バンドの『サディスティック・ミカ・バンド』が
一番好きだったんだけど、近ごろは、どうも、
『あの頃、マリー・ローランサン』の方が上回っている気がする。
(『S・M・B』に関してはジャケット見開きの初回版、
更にレコーディングデータ付でドーナツレコードの中袋も付いて綺麗なら
1万円は払ってもいいと思っているのです)
『あの頃、マリー・ローランサン』は、初め、どうも、詩が洗練されすぎていて、
(加藤さんにはぴったりなのだが)
私には、少し大人の世界過ぎた。
更に、メロディが詩に負けているような気もした。
初期の加藤さんは、暴力的といえるほど、様々な音の残像を
詰め込んでいたのに、安井さんと組んでからは、
メロディに無駄がなくなって面白味にかけたと感じた。
(でも、そう感じたのは、初めだけで、
生活の安らぎから来る安定性がそうさせるのだろうと思ったし、
聴き込むにつれて前にも書いたけど昔の映画音楽みたいなものが見えはじめた。
最大限に詩のよさを引き出した音ともとれ、
安井さんを立てる加藤さんという構図は、非常に解り易いし、
でも、それによって、加藤和彦のものというより
安井かずみのものという印象が強くなったのは否めない)
更に、ヴォーカルが、のほほんとあまりに軽すぎた。
と言うわけで、数回聴いただけでほっといたのです。
しかし、ある日、加藤さんファンの方から
『あの頃、マリー・ローランサン』がWOODY ALLENの
『アニー・ホール』とそっくりだと言う指摘をされて、
聴き返してみたのです。そしたら、まさにまさに。
特に「ニューヨーク・コンフィデンシャル」などは、
そのまんま『アニー・ホール』。
単純な私、お気に入りになってしまった。
(一番すきなのは『ラスト・ディスコ』
『女優志願』には、ドミニク・サンダが出てくるので
これもお気に入り。普通の人ならデートリッヒとするところだと思うけど、
安井かずみが洗練されてるなと思うのは、そういうところ。
日本人によるフレンチ・ポップスの元祖ともいえる
『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』を元にした
曲なんかも歌ってるし。
そもそも、日本人で一番最初にゲンスブールをゲンスブールものとして
聴いたのは加藤和彦だという説もある)
で、その後、『それから先のことは…』という
安井さんと組んだ一作目のアルバムを購入。
ここにもウディの影が。
しかも今度は『マンハッタン』。
「淋しい歌のつくり方」と言う曲。
『マンハッタン』のラストと同じ展開です。
加藤さんと安井さんは、80年代と言う時代を象徴するカップルだったと思うのですが、
(しかも、ワーキング・カップルという日本ではまだ珍しい存在)
それの元祖って、やっぱり70年代のダイアン・キートン時代、
80年代は、ミア・ファロウ時代のウディだと思うんですよ。
まあ、そういうわけなんです。
非常に中途半端ですが分かりますか?
ご意見待つ。
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